美しく終うことは
美しい始まりと同じだけ存在するはず
始まりを見つけることは
終うより簡単かもしれないと思う
食べたいものを作るときのワクワク感は
片付けの時には感じないのと同じで
ただ この数年で
美しく終うことの根底にある
本当の美しさを見つけてしまった
物質的なものへの執着は
ずいぶん薄れていたはずなのに
この半年は
まだこんなにも
カタチあるものに固執する自分がいたんだと
気付ける良い期間になった
来年2024年に再び福岡の扉を開ける準備をしています
ただ
もう わたしの手からはある程度離すことで
解き放たれた場所になる予定です
握りしめたものを
手を開いて見つめた時に
やっと次に手渡せる準備が整う
これからを想像して
小さな炎が灯るのを感じています