福岡の庭で
ガサゴソと土いじりをする
うりぼう
山の声を聞きながら
大地を再生していく方々から
猪は獅子神様と呼ばれていたのを思い出す
その場所の滞りを
彼らはわかっているという
10センチの距離に近づいても
気がつかない程に
黙々と土に触れていたうりぼうが居たのは
庭の中でも雨水が溜まって
この夏もいちばん気を揉んだ場所
近頃 小さな掻いた後がたくさんあったのは
この子のお仕事だったんだね
少し涼しくなったことだし
うりぼうのおじゃまにならないくらいに
手をかけようとおもう
今日もすてきないちにちに