星いのりという場所を開いたのは
この場所から伝わることが
まだ多くあると信じたから
2017年7月に
この場所に降った たくさんの雨の中
わたしは はじめて
山の声を聞いた
それは随分昔に山に埋めていた
空き缶たちが
喉の奥に詰まって ずっと苦しいから
吐き出してもいいか?
というようなこと
あの夜
その言葉にただひたすらに謝り
その後起きた不思議な体験は
どうしても
この場所が再び美しい場所になるまで
その声を聞き続けるしかないと
一瞬でわかるくらいの
インパクトがあった
美しさとは
穏やかに流れる水のような清らかさがあって
はじめてひかりだすように思う
この夏の
幾らかの反省点と共に
淀まない水になることを誓う